
掲載情報は2026年5月時点の内容です。
江戸時代、江戸(現在の東京)・日本橋から京都・三条大橋まで、全長約530㎞もの道のりをつないだ主要な道の一つ・中山道。ルート上にはいまも当時の景観を残す宿場町が点在し、日本の歴史を訪ねて歩くにはぴったりの場所です。長野県の妻籠宿から岐阜県の馬籠宿までは約9㎞、徒歩で3時間の道のり。峠を越えて、当時の侍たちの旅路に思いを馳せましょう。
「馬籠・妻籠 周遊切符」は、2日間北恵那交通と南木曽町地域バスの対象路線が乗り降り自由になるお得なチケットです。英語対応もしており、乗り換えアプリからモバイルチケットで購入することもできます。歩くのに疲れたらバスに乗って、エリアをお得に周遊してみましょう。

石畳の坂道や格子戸の家並みを歩けば、人と物資が行き交った江戸時代の町の賑わいが想像されます。電車や車の音から離れ、徒歩で進むことで、旅の思い出は一層色濃くなるはずです。

妻籠と馬籠を結ぶ旧中山道は、森や渓流、峠道が連なる山道です。四季折々に表情を変える自然に包まれながら歩けば、木曽の自然を感じることができるでしょう。

五平餅や地元の山の幸など、妻籠・馬籠の食は、旅人を支えてきた実用的で滋味深い味わいが特徴。峠越えの疲れを癒やすご褒美に、ぜひ味わってみましょう。
妻籠橋バス停から徒歩3分






代々脇本陣・問屋を務めた林家の住居で、大名などが休泊する本陣の補助的施設として使われた。現在の建物は明治10年(1877)に建て替えられたもの。伐採を禁じた「木曽五木の禁」が解かれたあと、総檜造りで建築された。冬の晴れた日には、格子窓から差し込む幾筋もの光が囲炉裏の奥までまっすぐ伸び、美しい光景を描き出す。
妻籠橋バス停から徒歩4分




半世紀ほど前に、軒下で休む旅人たちにお茶を振る舞ったのが始まり。看板の栗あん汁粉は栗100%の贅沢な仕様で、濃厚な栗の風味に心をつかまれる。小豆から丁寧に炊き上げる自家製のあんこと手作り寒天を使ったあんみつも自信作。
馬籠バス停から徒歩1分




名物は、口の中で甘い脂がとろける信州牛のステーキと上品な味わいの馬籠サーモン、そして美濃の最高峰・恵那山を一望する圧巻のロケーション! 春は新緑と山桜のコントラストが美しく目でも楽しませてくれる。
馬籠バス停から徒歩8分




五平餅といったら、馬籠ではむかしから丸い形。タレの味は店を始めた半世紀ほど前から変えることなく、すり鉢で丁寧にすり潰したクルミにゴマと醤油、砂糖を合わせてねっとり練り上げる。甘辛くて香ばしい、素朴だけど深い味。
馬籠バス停から徒歩3分




木曽の民芸品がそろう土産物店。古くから馬籠に伝わる「春駒」はワラで編んだ郷土玩具で、玄関に顔を向けて置くと春(幸せ)が跳ね込むといわれている。表情も佇まいも十馬十色。お気に入りの子と出会えますように。
時間に余裕があれば訪れたい寄り道スポット

妻籠宿で最初に保存運動が行われた地区。素朴な家屋には細やかな工夫が施されており、いまも当時の建築をそのままに伝えている。

無料休憩所として開放されている江戸時代の立場茶屋。昔の旅人が一息ついた場所で、当時の空気を感じながら歩みを止めてみよう。

吉川英治の小説『宮本武蔵』の舞台としても知られる滝。二条の流れが並ぶ姿は静かで力強く、街道歩きの合間に立ち寄りたい。

木曽谷の南を固めた山城で、今も土塁や曲輪が残る。妻籠宿と木曽の山並みを見渡すパノラマは格別だ。
名古屋から妻籠・馬籠エリアへは、特急しなので移動するのが便利です。各宿場町の拠点駅からはバスが出ているので、乗り継いで移動しましょう。妻籠宿~馬籠宿は約9㎞、徒歩でも約3時間の道のりなので、江戸時代の旅人気分で、各宿間を歩いて移動するのもおすすめです。
北恵那交通と南木曽町地域バスの対象路線が2日間乗り降り自由になるチケット。現地ほか乗り換えアプリからモバイルチケットの購入もできます。
妻籠・馬籠エリアを走る路線バスでは、Suica、PASMOなど全国系のICカードや、クレジットカードは使用できません。後ろのドアから乗車し、前のドアから降車します。降車時に乗車券か現金で支払いましょう。
宿場町や周辺の景観は、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。建物を傷つける行為や植物の採取などは禁止です。また「観光施設」ではなく一般住民が暮らす場所なので、私有地への侵入や迷惑行為をしないよう注意しましょう。
食堂は15時頃、カフェは17時頃には閉店することが多いです。また近隣には朝空いているお店やスーパーマーケットやコンビニエンスストアがないため、宿泊の場合には事前に朝食を購入するのがおすすめです。
五平餅、おやき、そばなど、街道歩きを支えた食べ物はもちろん、山菜料理や川魚料理など山々に囲まれたこの土地だからこその滋味深い味わいもぜひ味わってみましょう。
旅人たちを癒やすため発展した和菓子も必食。初夏からは朴葉巻き、秋には栗きんとんや干し柿など、甘いご褒美が待っています。
ハイキングをするなら、歩きやすい気候の春と秋が特におすすめ。街道沿いの紅葉や桜も必見です。
11月23日の勤労感謝の日には、毎年妻籠宿で「文化文政風俗絵巻之行列」が開催され、宿場町がにぎわいを見せます。
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