
掲載情報は2026年5月時点の内容です。
北陸新幹線やバスに乗れば、百万石の都市・金沢からほどなく辿り着く加賀温泉郷。白山を源とする清らかな水と、日本海に育まれた豊かな食文化、そして1300年の歴史を誇る温泉が、この地に静かな贅沢をもたらしています。霧が立ちのぼる朝の湯けむり、九谷焼や山中漆器に息づく手仕事の美、橋立港で揚がる新鮮な海の幸──すべてが穏やかに、しかし深く旅人の五感に響きます。日常を離れ、ゆっくりと歩き、味わい、浸かる時間こそ、旅人が求める“本質的な癒やし”そのものです。週末のショートトリップから数日のじっくり滞在まで、これからご紹介するスポットが、加賀温泉郷での時間を心に残るものにしてくれるはずです。
「Hokuriku Arch Pass」は、北陸、首都圏、京阪神エリアのJRの特急(新幹線を含む)・急行・普通列車が利用できます。東京、大阪から北陸エリアを周遊する場合は非常にお得なチケットです。冬場の加賀温泉郷に行く際は、大雪で交通機関の遅延や運転休止も予想されますので、駅やスマートフォンで最新の情報を調べるのを忘れずに。

1300年も前に発見され、古くから文人墨客たちに愛されてきた個性豊かな温泉地が点在します。九谷焼のタイルが彩る共同浴場や、ステンドグラスがハイカラな湯など、それぞれ異なる内装も楽しみながら、はしご湯が楽しめます。

寒流と暖流が交わる豊かな日本海で育まれる海の幸をぜひ味わいましょう。特に冬のズワイガニは、日本人もあこがれる冬の味覚の一つ。この地と海の結びつきを教えてくれます。

重要伝統的建造物群保存地区にも指定される橋立には、赤レンガの屋根や板塀の伝統的な船主集落が残されています。かつては「日本一の富豪村」とも呼ばれた町並みを歩いて、日本海側に栄えた漁業、造船業の歴史を感じてみましょう。
山代温泉バス停から徒歩3分




明治期の総湯を復元した。その時代の内装は、拭き漆の板壁に九谷焼作家の手描きタイル、カラフルな光を放つハイカラなステンドグラスなど、レトロモダンな風情を醸す。
山中温泉バスターミナルから徒歩6分




男湯と女湯が別棟で少し離れて立ち、どちらの浴槽も立って腰ほどもある深め。少し熱めの無色透明でさらりとした湯は芯から温まると評判で、遠方からの湯浴み客も多い。
山代温泉バス停から徒歩3分






古総湯を中心とした「湯の曲輪(がわ)」と呼ばれる温泉街の中心部にある。国の登録有形文化財の伝統建築棟と茶室、伝統工芸をちりばめた客室、美食家で山代温泉にもゆかり深い北大路魯山人の思想が生きる料理、迫力の加賀獅子舞など、格調高き加賀風情が楽しめる。
山代温泉東口バス停から徒歩5分






温泉街の大通りから少し入った静かな環境にあり、旬の石川の味覚にこだわる和食割烹。冬は加能ガニを中心に、フグやアンコウ、タラなどの鍋も人気。ほかにも「はす蒸し」など地元野菜を使った郷土料理をはじめ、いろいろな料理が一度に味わえるのがうれしい。
橋立バス停下車






北前船交易で栄えた港町。格子戸の町家や船主邸が連なる重要伝統的建造物群保存地区は、往時の繁栄と日本海文化の息遣いを今に伝える。散策しながら静かな時間を楽しめる。当時の暮らしを知ることができる「北前船主屋敷 蔵六園」は10:00~16:00、無休(臨時休園あり)、400円。
時間に余裕があれば訪れたい寄り道スポット

山中温泉の中心を流れる大聖寺川沿いに広がる景勝地。四季折々に表情を変える渓谷美と遊歩道が魅力で、温泉街にいながら自然散策を楽しめる。

加賀三湖の一つ、柴山潟からは、霊峰・白山を正面に望むことができる。湖畔に映る姿も美しい。

日本海につきだす、岩肌が露出した海と風を感じられる絶景スポット。断崖に立てば、荒々しい日本海と空が眼前に広がる。
東京・名古屋・大阪からは北陸新幹線などを乗り継いで加賀温泉郷へ。北陸の拠点・金沢からは新幹線・レンタカーなどでアクセスできます。
金沢から加賀温泉へは、北陸新幹線で約18分とアクセス抜群! 短時間で移動できるので、午前は金沢市内を観光し、午後から温泉めぐりをすることもできます。そのほかにも、ローカル線で北陸の地元の景色をのんびり堪能しながらの移動もおすすめです。
北陸、首都圏、京阪神エリアのJRの特急(新幹線を含む)・急行・普通列車が7日間自由に利用できるお得なきっぷ。東京モノレールや新幹線も利用できるので、空港から北陸へのアクセスにも便利です。ご到着前にオンラインでご購入下さい。
加賀温泉郷を走る路線バスでは、Suica、PASMOなど全国系のICカードは使用できません。現金またはタッチ決済ができるクレジットカードでお支払いが可能です。乗車時には番号の書かれた整理券をとり、降車時に運転手の横の箱に運賃と整理券を入れましょう。
桜の咲く春、新緑の夏、紅葉の秋、そして北陸の深い雪景色など、どの季節にもそれぞれの美しさがあります。
降雪が非常に多い地域です。積もった雪が凍ることもあるので、散策には十分注意しましょう。せっかく温泉で温まったからだが冷えないよう、ダウンジャケットなど防寒も忘れずに。
お土産などの販売店は17~18時の閉店が多いため、買い物は早めに行いましょう。飲食店も22時には閉店することが多いので、旅館の夕食有無など忘れずにご確認ください。
山代温泉、山中温泉それぞれに、無料で利用できる足湯があります。散策で疲れた足を癒やしてみましょう。足をふくためのタオルがあると便利です。
11月ごろにはカニ漁が解禁となり、3月まで新鮮なカニを食べることができます。甘み・旨味の強いズワイガニをぜひ味わってみましょう。
タオルや持参したかごを置いての場所取りなどはNGです。入浴前にはかけ湯を行い、タオルを浴槽につけないなど、周りの人に十分配慮してください。一部の浴場ではタトゥーのある方は利用を制限される場合があります。
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