広告に関するお役立ち情報

デジタルサイネージとは

デジタルサイネージとは、店頭や屋外、公共交通機関など様々な場所で活用されているネットワークに接続したディスプレイなどの機器を使って情報を発信するシステムの総称です。

国内でのデジタルサイネージの現状は、富士キメラ総研が2013年5月14日に発表した「デジタルサイネージ市場総調査2013」によると2012年の国内デジタルサイネージ広告市場は、214億円になっています。これからの予測として2020年には、2012年の214億から1600億円と約7.5倍の成長が見込まれています。

 

実際の活用事例としては、さまざまなものがあります。
日本の屋外デジタルサイネージの代表的なものは、渋谷のスクランブル交差点にある4つの巨大な街頭ビジョンです。他にも、有名な屋外デジタルサイネージは、新宿のアルタビジョンなどがあります。
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街頭の大型ビジョン以外で活用されている代表的な例が、JR東日本のトレインチャンネルです。トレインチャンネルとは、列車のドア上に液晶モニターを設置して、動画を配信するものです。

2002年~山手線の新型車両に順次導入され、中央線、京浜東北線などへ配信路線を増やしています。
2014年8月横浜線の導入までで、画面数は、約2万3千画面になっています。
トレインチャンネルの売上げについても、年々右肩上がりで、デジタルサイネージの代表的な成功例といえるでしょう。

 

デジタルサイネージには、企業の広告をするだけでなく、自社サービスの案内板としても使われています。
名古屋港水族館では、55インチのディスプレイ2台でイベントスケジュールなどを案内したり、新宿パークホテルでは、ホテル情報や会議室の予定などの情報を伝えるために使われています。

海外のデジタルサイネージ市場は、アメリカの調査会社IHS調査結果によると、2014年の世界のデジタルサイネージ市場規模は、前年に比べて7%増の153億ドル(約1兆8400億円※1ドル120円換算)となる見込みで、非常に大きな市場になっています。(金額には、広告以外のシステム関連の金額が含まれています。)

海外での活用事例も、さまざまなものがあります。
海外の活用方法は、日本の活用方法から一歩進んだ使い方が多いようです。

Times Squareでは、ディズニーが視聴者参加型のARビルボードを設置し、ディズニーキャラクターとその場を訪れた人達が一緒の画面に映る仕組みをつくり、キャラクターと遊べる空間をつくりあげました。

韓国では、英スーパーマーケットチェーンTesco(テスコ)が地下鉄広告としてデジタルサイネージを利用しています。実際の店舗と同じような商品の配置で商品を選ぶことができます。選んだ商品は、QRコードをスマホで読み取り購入、自宅まで配送できるそうです。
つまり、デジタルサイネージで駅に仮想店舗をつくり商品の購入までを行っているのです。

高級ファッションブランドレベッカ・ミンコフは、ソーホー、ニューヨークのリアル店舗で、デジタルサイネージを使って顧客への追加販売を行っています。試着室の壁が大型ミラーになっているデジタルサイネージで試着する商品を選ぶと、その商品に合ったおすすめの商品を表示するという仕組みです。

こうしたデジタルサイネージの活用が見込まれるのが、広告のマーケットです。
具体的な例をあげれば、新店オープンや、新商品のリリースなど短期集中の販促の場合には、そのイベントを開催する地域の駅や人が集まる場所にデジタルサイネージで告知することによって、その地域によく来る人への効率的な集客効果が期待できます。

イベントを開催することを知らずにその日たまたまそこに来た人に対して、イベントを知らせることができるといった効果も期待できます。また、店頭に一時的にデジタルサイネージをおいて集客をしたい場合には、短期でレンタルして利用するといった方法もあります。
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デジタルサイネージは地域性以外にもその名前の通りデジタルならではの特徴もあります。
例えば、一度データを作れば、簡単に複製ができることや利用される方とのインタラクティブなやりとりができるメリットもあります。他にも紙媒体での広告では、印刷後に修正ができないといった課題がありましたが、直前の変更も対応ができるメリットもあります。

特に天候によって、変更が生じる可能性のある企画などについては、晴れの場合は、デジタルサイネージを開催時間や道案内板として使用し、企画が中止になった場合については、企画の中止をお知らせするものとして利用ができます。

他にも、広告のコスト削減メリットも考えられます。
デジタルサイネージは紙媒体と違い、時間によって広告を変更できるという特徴もあります。

商品やサービスを特定の時間帯に通る人のみに告知したい場合、掲載時間を絞ることで、1日中掲載されている紙媒体の広告と比べればコストを減らせる可能性もでてきます。

表示灯株式会社では、駅や役所に設置している地図にタッチパネル式ハイレゾ・ナビタ(4Kデジタルサイネージ・ナビタ)の導入を推進しています。タッチパネルにて切替可能な多言語展開を始め、現在地から目的地までのルート検索も行えます。またデジタルサイネージの利便性を生かし定期的に地図のメンテナンスを実施しております。

・特定の地域への広告を出したい
・利用する人にインタラクティブに活用して欲しい
・広告内容が変わる可能性のある広告を出したい
・広告のコストを削減したい
といったニーズに対応できるデジタルサイネージは、今後の広告媒体の1つとして、ますます注目されそうです。

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