中国、コロナ禍での異例の春節!収束後に訪れたい国は?
12日に春節を迎えた中国。
里帰りなどに移動制限のかけられた、異例の連休となったわけですが、今年はどのような消費動向が見られたのでしょうか?
また、コロナ禍のマーケット状況やコロナ後のインバウンド動向を、中国人のインターネット検索ワードの傾向を探りながら、今できるインバウンドマーケティング戦略を考えていきましょう。
a. 今年の春節中の中国マーケット
2021年の春節は2月12日(金)で、前日の11日〜17日までの一週間が春節の連休でした。今年は新型コロナウィルスの影響で、海外旅行はもとより中国国内の移動も制限され、里帰りする人々も激減しました。
帰省自粛を呼びかけるために、農村部に帰省する人にはPCR検査を義務づけたり、企業によっては連休中にも工場を稼働させ特別勤務手当てを出したり、帰省しない社員にお年玉を配ったりするなど、移動に対して厳しい対策を取りました。
そのため、お正月を家で過ごす人が増え、これまでもロックダウンなどで好調であったECサイトでのショッピングはさらに活況を呈しました。
中でも、相変わらず日本製品の人気は高く、化粧品や育児用品、衣料品、美容家電などに注文が増え、越境ECは、大きく売り上げを伸ばしたようです。
b. コロナ後に訪れたい国No.1は、やはり日本
少し前の調査発表になりますが、日本政策投資銀行の訪日海外旅行者の意向調査のアンケート「2020年度新型コロナ影響度特別調査」(2020年8月発表・新型コロナ影響度特別調査)では、「新型コロナウイルス感染症の終息後に海外旅行をしたいか」という質問で、中国では86%の人が海外旅行をしたいと考えており、その目的地としては、日本が1位で65%の人が日本への観光旅行を希望しています。
中国最大手の検索エンジン百度(バイドゥ)では、前年まで人気が高かった日本風の一般的な温泉旅館などから、他人との接触が少なく安心安全な公衆衛生対策がしっかりと取られている、高級ホテルや高級旅館などへの検索が増えており、コロナの影響もあってラグジュアリー志向にシフトしていきそうです。
また、同じ理由からか東京・大阪などの都市部より、東北や北海道、沖縄への検索数が増加傾向にあります。これらのことからコロナ後は、さらに地方への訪日旅行者の増加が期待できると言えます。
c. インバウンド向けにも正しい店舗・施設情報を
訪日観光客は、コロナ後には一気に、そして確実に増加していくはずです。また、国内の旅行や観光需要は急回復を見せることが期待できます。そこで、店舗や宿泊施設におけるサービス内容は、的確に顧客やユーザーへ伝わるように整備しなければなりません。
そのためには、まずGoogle検索の最上部に表示され、簡単に店舗情報にたどり着ける便利な情報ツールGoogleマイビジネスで、営業時間や休業日、メニューやサービス内容が正しく表示されているか?オーナー自身が管理する必要があります。
さらに、Googleマイビジネスは、クーポンの発行など特典利用のマーケティング拡販施策にも利用できるので、今すぐ取り組みましょう。
Googleマイビジネスの詳細については、前号をご参照ください。
そして、まだ免税店として登録されていない店舗は、インバウンド需要が回復する前に、ぜひ免税店登録を済ませ、訪日観光客向けの免税店ポータルサイトを利用し、売り上げUPへの道筋を整備しましょう。
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d. SNSなどネット広告、デジタルサイネージ、の有効活用
もう当たり前の事ではありますが、FACEBOOKやInstagram、Twitter、LINEなどのSNSは、まめな更新が必要です。併せて旅マエでの情報収集に広く利用されているので、SNSへの広告出稿も高い効果が見込めます。
さらに、旅ナカにおいての対策としては、店舗の認知度UPや、スムーズな誘導のための施策を進めましょう。
ひとつは駅や空港、神社・仏閣などの観光地に設置された地域密着型のデジタルサイネージを活用することです。多言語化が図られていて、比較的リーズナブルに広告掲出が可能で、ダイレクトなマーケティングへ高い効果が期待できます。
さらに、多言語対応のWeb道案内サービスなども利用できるように整備しておくことも、他店との差別化を図り、来店客を増加につながります。
こうした、基本的な施策を、今のうちにしっかりと進めてインバウンド回復時に乗り遅れることなく、一気に売り上げ・業績拡大につなげていきましょう。
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