衝撃の走った春節。今だからこそ取り組むべきインバウンド対策

 

今年の春節のインバウンドマーケットに衝撃を走らせた新型コロナウィルス。いまだに収束の気配が見えず、世界の人々の不安がさらに高まっています。

そんな中、中国ではホンダの工場が操業を再開したりと少しずつですが収束の光も見え始めてきているところもあります。

今だからこそ取り組むべきインバウンド対策

連日、世界規模で広がる新型コロナウィルスの影響で、しばらくは回復の兆しが不透明なインバウンド市場ですが。2月以降は世界経済をはじめ、大きな落ち込みが見られています。前代未聞となった春節時期のインバウンド事情を振り返るとともに、回復時に向けて今だからこそ、じっくりと取り組むべき対策をお知らせします。

 

a. 春節国の1月訪日観光客数推移


2月19日に日本政府観光局(JNTO)から1月の訪日外国人数が発表されました。全体では前年同月比1.1%減、約3万人減の266万1000人で、これで4カ月連続で前年同月を下回ることになりました。

 

ただ、今年は春節の日程が1月となり、春節実施国の訪日需要時期が前倒しになったことと、まだ、さほどコロナウィルスの広がりが懸念されていなった影響で、東南アジア諸国では前年を大きく上回った伸び率となっています。

 

春節実施国の国別訪日外国人数:2019年1月と2020年1月の比較

データ参照:日本政府観光局(JNTO)

 

 

しかし、この後に新型コロナウィルス渦が瞬く間に世界を席巻したため、2月以降は、航空路線の便数の大幅減などからも、大幅に下ぶれしていることを如実に示しています。

 

b. 現状で売り上げを上げているインバウンドマーケット


飲食店や旅行関連をはじめ、イベントやレジャー、スポーツ関連など各業種が、大きな痛手を受けている反面、ドラッグストアチェーンやメガネチェーン店などが、インバウンド関連でも大きく売り上げを伸ばしているようです。もちろんコロナウィルス関連商品を扱っていることが主な要因かもしれませんが、どの業界も業績が良くない中で、これまで、しっかりとインバウンド対策をしてきた業界が着実に業績を伸ばしていると言えます。

 

c. インバウンドマーケット回復を見据えた対策法


正直、今はもうインバウンドの来客が、しばらくは見込めないことは覚悟する必要があるようです。コロナウィルスの収束が長引くと、ひょっとすると東京オリンピック・パラリンピックにも影響が出てきてしまうかも知れません。但し、このまま何もしないでは、収束後にすぐにマーケットには参戦できないことになってしまします。ここで、じっくり腰を据えてインバウンド対策に取り組んでいきましょう。

 

観光庁からも「訪日外国人旅行者受入環境整備緊急対策事業費補助金(ホストタウン等緊急対策事業)」などの助成金も支給されますので、こうした手続きを進めていきましょう。

 

▽交付・申請などの詳細についてはコチラ

 

また、収束後に使える訪日観光客向けのクーポンの事前発行なども効果が高いようです。さらに、免税店は、現在、帰国中の海外駐留者が積極的に利用しているので、今後のインバウンド回復時のためにも、免税店化は大事な要素です。

 

▽免税店になるには
国土交通省観光庁WEBサイトをご覧ください。

 

▽さらに便利な免税店ポータルサービスを有効活用して、認知度を高めましょう。
全国の免税店を簡単検索「タックスフリーサイト」についてはコチラ

 

現在の社会情勢から見るとどうしてもネガティブな思考に走ってしまいがちですが、せっかくなので時間をかけて取り組むチャンスが与えられたと考え、インバウンド対策に取り組んでおくべきです。

 

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インバウンドマーケット対策について、
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