国慶節連休&ラグビーW杯!進む多言語化に遅れないために!


秋の中華圏の大型連休・国慶節が終わり、今年も多くの観光客が日本を訪れました。また、現在大詰めを迎えたラグビーW杯も、この秋の観光シーズンを賑わしているようです。
さらにあと300日を切った2020東京オリンピック&パラリンピック。たくさんの国からたくさんの人々が来日し、
今後も全国で活況をみせるインバウンドマーケット。今回は、その動向と対策を探っていきましょう。

「多言語化」はインバウンドマーケット成功の秘訣。その対策法は?

国慶節の大型連休が終わり、実際の数値データはまだ発表されてはいませんが、街や観光地においては、中国からの訪日観光客は相変わらず多く見受けられたようです。
またラグビーW杯という大きなスポーツイベントが日本の各地で開催されたため、欧米やオセアニア地区からの訪日観光客は大きな伸びを見せたようです。


これから、年末年始にかけてはタイなどの東南アジアからの訪日客が増加する季節です。
ぜひ、貴社のサービスやビジネスをインバウンドマーケットに活かして業績拡大をはかりましょう。

a. 3年連続、訪日観光客が滞在中に困ったことは?

観光庁が発表している「訪日外国人が旅行中に困ったこと」のアンケート調査結果をご覧ください。

観光庁「受け入れ環境について訪日外国人旅行者アンケート」より

 

前号でも触れましたが、訪日観光客が滞在中、もっとも困ったことが「施設等のスタッフとのコミュニケーションがとれない」を上げています。平成28年度の32.9%よりは、昨年は20.6%と3年間で大きく改善がはかられたものの、まだ充分とは言えません。
さらに「多言語表示の少なさ・わかりにくさ(観光案内板・地図等)」も相変わらず高い水準です。では、どこでどんな場面で困っているのでしょうか?

 

 

いずれも観光庁「受け入れ環境について訪日外国人旅行者アンケート」より

 

案内表示では、公共交通機関内がなんと60.2%、続いて観光地が55.4%となっています。また、コミュニケーションにおいては、観光地58.1%、公共交通機関内が47.5%と高い数値を示しています。

 

b. 言葉の壁を超えるために必要不可欠なのは「多言語化」


こうして見ていくと、訪日外国人旅行者がストレスフリーで快適に旅行できる環境づくりには、「多言語化の整備」が最優先事項だと考えられます。


国も公共交通機関や観光地でのデジタルサイネージによる案内板などで「多言語化」を促進し、訪日観光客の受入環境の向上へ、積極的な整備を推進しています。
ところで国、自治体規模で進む「多言語化」ですが、貴社のサービスや店舗では、すでに対策を施していますか?その対策術としては、こうした社会インフラの一部として、すでに設置されているインタラクティブ型のデジタルサイネージの活用が、最もスピーディーな施策のひとつと言えます

 

c. ビジネスに直結するデジタルサイネージの有効活用


その一例として、外国人観光客の訪問増加が続く埼玉県・川越市では、川越駅構内観光案内所のリニューアルに際して、観光情報や映像放映、さらにタッチパネル式で観光案内や施設情報が検索できる多言語に対応したデジタルサイネージを採用しました。言語は日本語以外に、英語、中国語(繁体・簡体)、韓国語で表示され、広告効果もインバウンドに向けて高い効果を発揮しています。

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d. 「多言語化」対策への近道はインバウンド向けアプリ

インバウンドマーケットにおいて広告出稿以外でも、貴社のサービスや店舗を知っていただき、利用増につなげるには、すでに多言語化が図られているWEBアプリを利用するのも、手間が省けて賢い選択となります。


例えば、免税店なら、多言語対応のポータルWEBアプリへの登録や、利用者を今いる場所から店舗へと正確に導いてくれる道案内サービスの活用などが有効です。
とても自社では構築が難しいWEBインフラを、専用のインバウンド向けアプリに置換えて活用することで、効率的にインバウンドマーケットでの業績アップをはかりましょう。

 

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