美しい日本!訪日外国人観光客の目的はHanami(花見)?
訪日外国人観光客の動向として、体験型の「コト消費」が主流となり、美しい日本の桜や豊かな自然を求めてやって来るケースが増えています。そして、今までの人気エリアの東京や京都、大阪、北海道だけではなく、その目的地は、日本全国へと拡がって来ています。
美しい日本!春の旅行シーズン!訪日外国人観光客の目的はHanami(花見)?
桜の開花宣言が出されると、日本のいちばん美しい季節が訪れます。
すでに世界共通語となっているHanami(花見)!今年の春も、多くの外国人観光客が桜の花-Hanami(花見)を目的に美しい日本を目指してやって来ます。
4月から5月の春シーズンは、最も訪日観光客が多い季節。しっかり、その動向をつかみインバウンドマーケットで成功をおさめましょう。
a. データから見る訪日観光客が増える「春」
JNTO(日本政府観光局)が発表する「宿泊旅行統計調査」から、平成30年、昨年の春シーズンの外国人観光客の宿泊者数を見ていきましょう。
まずは、昨年1月から5月までの日本全国の外国人延べ宿泊者数の推移です。
2月は春節の大型連休の影響で1月、3月よりは多かったのですが、4月に入ると約830万人とぐんと数が伸びました。5月も755万人と多くの外国人観光客が日本に滞在していたことがわかります。今年もこの傾向に大きな変化はないと予想されます。
都道府県別でみると総数では、東京・大阪・京都・沖縄・北海道が上位で、変わらず人気のエリアではありましたが、前年同月比を見ると、沖縄以外は伸び率が一桁で東京・大阪はほぼ横ばいと言っても良い数値でした。京都にいたっては2割近くも落ち込んでいます。
次のグラフは三大都市圏と地方部における、平成28年から30年の三年間の4月の宿泊数を比較したもので、カッコ内の数字は相対の比率ですが、明らかに地方部が伸びていることがわかります。
伸び率を都道府県別に示した表を見ると、1位の宮城県からBEST5は約5割以上の伸び率を上げていますが、いずれも地方部でした。今年は、さらに地方の伸びが進むことでしょう。
今年も4月は同様に増えることが予想され、インバウンドマーケットにおいては、地方にも大きなチャンスが訪れていると言えるのです。まさに「地方の時代」。
要因としては、リピーターが増え、目的が都市圏だけではなく、日本の自然や文化などに触れ体験するという「コト消費」の旅行スタイルに変化してきているからです。その最たるものが、桜のHanami(花見)なのです。
b. すぐできるインバウンドマーケット対策(1) 多言語化
あなたがまだ、インバウンドマーケット対策を施していないならば、まずは「多言語化」から始める必要があります。
それは、あなたの商品・サービスを外国人観光客から理解してもらわなければ、始まらないからです。店頭の看板や飲食店ならばメニュー、販売店ならば値札や商品説明など、店頭・店内で多言語化が必要となります。
また、WEBサイトやSNSの多言語化による発信も、目的を旅マエに決める際に、効果が高いことは明らかです。宿泊施設や体験型サービスでは、もはや必須と言えるでしょう。
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c. すぐできるインバウンドマーケット対策(2) 免税店
訪日観光客がショッピングをするお店を選ぶ時、まずは免税店を優先するのは当たり前のことです。
すでに、免税店と登録しているならば、さらにそれを周知させるために、便利な免税店ポータルWEBサイトを利用するという手段が有効です。自前でするには大変な「多言語化」の手間も省け、旅マエのマーケティングに役立ちます。
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d.すぐできるインバウンドマーケット対策(3) 集客案内
例えば、「あなたのお店で食事を目的に訪れたい外国人観光客が最寄りの駅まで来ているとします。ランチタイムの忙しい時間に、たどたどしい日本語と自国語で電話でやり取り…」。
ここで一人の従業員を割いてしまうのは、非常に非効率です。
そこで、多言語された便利な「Web道案内サービス」を、ユーザーに利用していただくことも有効な施策となります。地図アプリの欠点を克服した便利なサイトなので、ユーザーにもよろこばれます。
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e. すぐできるインバウンドマーケット対策(4) デジタルサイネージ広告
駅や観光地、ショッピングモールや役所や病院などの公共機関、ホールやオフィスビル、神社・仏閣まで、今、多言語されたデジタル制御のサイネージボードの設置数が急激に伸びてきています。それに伴い、広告出稿費も以前に比べると設定が多様化し、依頼主が利用しやすい地域密着型メディアへと進化してきています。
あなたのサービスや事業に合致するロケーションやメディアを選択して、有効な広告出稿を施すことは、旅ナカのインバウンドマーケット対策として非常に有効です。
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まとめとしては、3月下旬から5月にかけて北上する桜前線のように、世界中からHanami(花見)を目的とした訪日外国人観光客が、日本を縦断していきます。その効果は「地方」ほど顕著に表れ、そのインバウンドマーケットを制するには、いかに対策を施すかによって、お店やサービスの業績に大きな差が出てしまうということです。
簡単なことからで、構わないので今すぐ、インバウンド対策を施しましょう。
「どうしたら良いか?」「何から始めたら良いか?」「時間がないし」…。そんな時は、気軽に専門家に相談してみるのも得策です。
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