必要な売り上げアップへの道!今から始める春節インバウンド対策法
さて、年末年始商戦真っただ中!国内需要で忙しい最中ですが、次に待ち受けるのが「旧正月・春節」です。
1月末から2月初旬にかけて中華圏からたくさんの訪日観光客が訪れる「春節」の連休で大いにうるおうために、今からあなたがやっておかねばならない「インバウンドマーケット対策法」をご紹介します。
1)「春節」インバウンドマーケット事情
今年は夏の時期に多くの自然災害などが重なり、右肩上がりに推移していた訪日外国人観光客も一時陰りが見えたようにも感じられましたが、秋口より全国各地でおおむね回復傾向にあるようです。
しかし、年末年始商戦においては日本人の国内需要が主要になり、インバウンドがいささか伸び悩む傾向のお店も見受けられます。
しかし、中華圏の「春節」いわゆる旧正月の連休が1月末より2月上旬に控えているので、大きく売り上げを伸ばせる可能性があります。ぜひ、ここでインバウンドマーケットを制して業務の拡大を目指しましょう。
では、その「春節」時期のインバウンドマーケット、どのような傾向にあるのかをまずは探っていきましょう。
a. 今年、2018年の春節時期のインバウンドマーケットをひも解く
今年2018年の春節時期の訪日観光客数を見ていきましょう。
2月に関して見ると71万6,333人の中国人が訪日しています。台湾からは40万0,858人、香港からは16万0,520人が訪れ、中華圏の合計を見ると127万7,711人となり、前年の99万2,663人から見ると約130%の伸びを示しています。この伸長率からみると2019年には約166万人以上の人が中華圏から訪れることになります。
【出典】観光庁「訪日外国人消費動向調査 平成29年年間値の推計 集計結果」
また、その消費額は買い物代:2,150億円・宿泊代:851億円・飲食代:679億円で、その消費額を足すと総額で3,680億円、一人当たりの平均で約19万円となっています。
この大きなマーケットを逃す手はありません。
b. 旧正月の連休で中国人が日本でやることは?
ところで、旧正月の連休を使って中華圏の訪日観光客が日本でやっていることは何なのでしょうか?最近の中国人インバウンド客の旅行スタイルは、「モノ消費」から「コト消費」に変化して来ていると言われていて、リピーターも増えてきたことで、日本食や日本文化に着目するようになり、体験型の消費が増加傾向にあります。
そこには特色のある文化をアピールしていくことで、地方におけるインバウンドマーケットへの拡がりも期待できるようになりました。そして、上で挙げた宿泊や飲食の消費などは地方へシフトしていると言って過言ではありません。
c. 今すぐできるインバウンド対策
例えば、あなたが宿泊施設や販売・飲食などのビジネスを営んでいるとします。まずは訪日観光客にその存在を知らしめる必要があります。簡単なのは免税店のポータルサイトなどに登録・掲載して、WEB上で広くアピールしていくことです。
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また、お店や施設に間違いなく足を運んでもらうために、しっかり案内して行くことが必要になります。しかも、訪日観光客の自国語で!
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2)インバウンドマーケットで売り上げを伸ばす、大切な5つのカギ
旧正月・春節は中華圏、特に中国本土の人々にとっては、年に一度の大型連休であり、以前は帰省が中心でしたが、昨今では海外旅行へ出かけることがひとつのトレンドとなっています。
そして、彼ら彼女らが目指すのは日本。なぜなら、日本ではホンモノを手に入れる事ができ、さらにレジャー施設やスポーツ施設が充実していて、食べ物も美味しく、交通インフラも発達していて、文化的な観光スポットから美しい自然までを短期間で体験可能。すべてにおいて安心・安全で信用できる風土があるからです。
そんな、中国人にどのようにあなたのお店やサービスを提供できるのか?その対策は、今、始めなければ「春節」に間に合わなくなります。
では、今始めるインバウンドマーケットで売り上げを伸ばす、大切な5つのカギをご説明します。
a. 多言語対応
まずはあなたのお店や商品、サービスを知ってもらうためには、多言語化が必要です。それは店頭においては、商品の価格やメニューなどの表示。ちょっとした商品の説明などに中国語表記があるだけで、訪日観光客は安心して来店してくれます。
そしてWEBサイトの多言語化。これは、旅マエに目的の商品やサービスをネットで検索してくる訪日観光客の来店につなげるためには不可欠です。またWEBサイトはスマホ対応のサイトになっていなければ旅ナカでは利用者の妨げになるばかり。今すぐスマホ対応に最適化しましょう。
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b. 決済の方法
中国では、スマホ決済が発達していて、もはやほとんどの人はキャッシュレスなスマホ決済が中心です。特に海外旅行では、日本円への両替も必要ないのでスマホ決済のできる店舗を利用するケースが多くみられます。Alipayや微信支付(WeChat Pay)などが主な決済サービスで、日本のスマホ決済サービスもそれらと提携するなど、続々サービスを拡大しています。あなたも今すぐスマホ決済を導入しましょう。
c. 予約と周知
a)の多言語化でも説明しましたが、旅マエにSNSなどで情報を収集して、事前に自身の買いたいもの、やりたいこと、泊まりたいところを決めています。その予約システムをWEBサイトでしっかりと整備し、SNSなどを有効に使って周知させておきましょう。
d. 免税店
免税店であることは訪日観光客にとっては大きな魅力となります。
▼免税店になるためには
過去のメールマガジンも合わせてご覧ください。
詳しくは、国土交通省観光局のWEBサイトをご参照ください。
e. 体験型
日本を訪れる中国の人々は、日本の文化や風土に深い興味を持っているケースが多く見受けられます。
京都などの古都では、着物や座禅などの和体験。北海道や長野などのスキー場では、スキーやスノーボードなどのスポーツ体験、そして日本の美味しいもの食べ歩き、さらにはエステや歯科診療などを滞在中の目的とする体験型の「コト消費」への傾向が強まっています。このようなヒントを良くリサーチして、ここからあなたのサービスや商品を活用した「体験型への展開」ができる施策を考えてみてはいかがでしょうか!
さあ、年が明けて、2019年を迎えると、すぐ間近に迫る「春節」。2019年は、2/4から(月)2/10(日)までの7日間。
今すぐ、訪日中国人があなたのお店やサービスをスムーズに利用できる環境を整えて、集客や売上アップにつなげていきましょう。